( 2009年1月31日更新 )
子どもの視力は2歳で0.5-0.6ぐらいまで上がってきます。
もうこのぐらいなら日常的にほとんど視力の問題はないはずです。
ちょうどその前にあたる時期でしょうか。
1歳半前後の子どもではよく、テレビをつけると画面に寄り、顔をすりつけるようにして見ることがあります。
手で触るので画面に手の型がベタベタと着きます。
後に下がってみるように画面から離してもすぐまた寄っていき、何度も繰り返しているうちに怒ったりして、とても大変です。
こんなことはだいたい2歳になるとおさまります。画面に近づくことはあっても、離れるよう引き戻したときに怒らなくなります。
多分子どもの視力がまだ未発達で近距離に焦点が合うため、画面に近づいて見るのだと思います。
画面をごく近くで見ると“目に悪い”ような気がしますが、
近距離で焦点が合っているものを見ることは、特に問題ないはずです。
一応幼いころからいつもテレビは離れて座らせます。
すぐ画面に近づいて離そうとすると怒る場合はそのままにしておいていいでしょう。
手の型はあとで拭けばいいだけです。
そのうち画面から離しても怒らず座っていられるようになったら、それからはずっと“テレビは離れて見る”ようにさせます。
もし、3歳になっても画面にくっついて見るようだったら、
発達の問題ではなく何らかの目の異常がある可能性があるので、その時点か3歳半健診を経て、眼科を受診してください。
3歳児では約60%が視力1.0以上で、あとの40%も1.0よりやや低いぐらいの範囲に入ってきます。
6歳になってようやくみんな視力が1.0以上にそろいます。
世界的に見て学校の初等教育が5-6歳から始まるのは、視力の発達も影響しているのかもしれません。
幼児にお絵描きを教えている先生のお話では、
「3歳児の絵はばらつく。じょうずな子は顔に目と口などを描くが、なぐり書きの線しか描けない子もいる。
でも、線しか描けない子もただ描かせていればそのうちじょうずに描けるようになるし、
大きくなってからのじょうずさと早い遅いは関係ない。」ということでした。
理解力や表現力も影響しているのでしょうが、見える力の発達も関係しているのかもしれません。
他の子と比べてわが子が絵をうまく描けないときは、そのうちじょうずに描ける日がくることを楽しみに、
好きなようにいっぱい線を描かせてあげるといいでしょう。

