知って得するコラム

子育ては季節と共に-2

( 2009年12月31日更新 )

子どもは身長・体重ともに伸びていきます。若い頃は少しずつ大きくなるものと何となく思っていましたが、小児科医の先輩に『子どもは季節によって体重の増え方や身長の伸びが違う』と言われました。確かに子どもの身長体重は一律には伸びません。以前書いたように、個人差はあるもののだいたい秋~冬には体重が増え、春~夏には身長が伸びます。毎日連続しているので見慣れてあまり気づかないのですが、それでも変化が激しいと「ン?大きさが違う!」とわかる時があります。赤ちゃんのころお風呂で、何か急に顔が大きくなったと感じたことがありました。第2子出産で入院中、実家に預けた当時2歳半の上の子の顔が面会のたびに大きくなっていたことも思い出の一つです。ちょうど冬、実家ではミカンを箱で買っていて、退屈するとその箱からミカンを食べていたそうです。祖父母も母親の入院期間に機嫌よく過ごしてくれるならとおおらかに(テキトーに?)構え、おやつもたくさん食べさせてもらっていたらしく、体も顔もどんどん丸くなるのです。ミカン効果で手足の先も黄色くなっていて、食べ物の影響がすぐ体に出るのはすごいと今から思い返してもおかしくなります。

夏暑くなると途端にお茶や飲み物の消費量が増え、食欲も落ちるようになると体つきがガリっとやせ気味になり顔も細くなります。時にはちょっと大人っぽく見えた時期もありました。男の子は小学5~6年生ごろから食欲も右肩あがりで、お米の減り方が激しくなり、夏場のスポーツドリンクや水の消費量はすごいです。うちの子がよく言う「ハンパないわあ!」という感じです。少子高齢化社会では内需が増えないと言いますが、確かに伸び盛りの子どもを持つと、大きくするだけで消費量は伸び内需拡大に貢献していると痛感します。家計はやせに向かいますが。大きなやかんを買ってせっせと麦茶をわかし、スーパーのチラシを見てスポドリを箱で買う夏を過ごします。寒くなると、成長盛りでニキビ面の男の子はやたらと量も多く油っこいものをほしがるようになりました。ぱったりとお茶の減り方が少なくなり、代わりにおやつと称する第4の食事のためにインスタントラーメン・カップめん・焼きそば、スナック菓子、肉まん、ピザ、焼きおにぎりに冷凍炒飯、「何かない?」の言葉に追われて母は買い物に走ります。季節を食欲と買い物で感じるこんな日々もやがて思い出になるのでしょうね。

福井 聖子先生プロフィール

▲ ページの先頭へ