( 2010年2月7日更新 )
子どもは大人に比べ、環境に合わせて皮膚の温度が大きく変化します。寒い時は大人よりも皮膚が冷たくなるし、暑いと早めに汗をかきます。これは体の中心の温度を保つために自律神経が働くためです。
もう少し詳しく書くと、寒い時には皮膚の表面の血管を収縮させるので、外側から見ると皮膚は白っぽく、冷たくなります。冷たい手はかわいそうなようですが、皮膚の表面から熱が奪われることを防いでいるので、体の中心の熱は逃げません。人の体の仕組みはうまくできていて、しかも赤ちゃんのころからその能力は備わっています。冷たい手もそう考えるとちょっと感動します。この自律神経の調節能力は使うことでより鍛えられるので、寒い季節にずっと暖かい場所にいるよりも、散歩や公園、買い物などで屋外に出て手や顔が冷たくなる機会を作ることが大切です。
冷え過ぎが気になる場合、爪の色に注目します。爪の色は、硬い爪の下の細い細い毛細血管が透けて見えるので、だいたいピンク色をしています。この色も個人差があり、特に0歳児は元気な時でも白っぽい色をしている子もいます。日頃からわが子がどんな爪の色をしているか、見て知っていることが大事です。
例えば雪や氷で遊んでいる時、びっくりするほど手が冷たくなっていても、爪の色がほぼいつも通りのピンク色をだったら、それは皮膚だけが冷たく体は冷えていないので、そのまま遊んでいても大丈夫です。冷え過ぎて、血管が収縮しすぎたり体全体が冷えてしまうと、指先の毛細血管の血流は悪くなってしまいます。そうなると爪の色が青くなります。冷え過ぎのサインなので、遊ぶのを止めて体を温めてあげましょう。
唇も皮膚が薄く、血管の色が反映されて赤い色をしています。プール遊びで皮膚が冷たくても唇の色が変わらない場合はそのままでいいのですが、唇の色が悪くなったらそれは冷え過ぎです。一端プールから出て体を温めることが必要です。
逆に暑いと体の水分を汗として外に放出し、熱がこもるのを防ぎます。暖房がよく効いて大人は快適でも子どもにとって暑すぎる時、子どもはまず汗をかきます。夜眠っている時も、どの程度おふとんを着せたらいいか迷う時は子どもの皮膚を触ってみるとだいたい様子がわかります。汗をかいていれば着せ過ぎです。
子どもの衣服や寝具の調整は、気温や大人の感覚に合わせるのではなく、子ども自身の皮膚を触って、うまく合わせてあげましょう。

