知って得するコラム

子育ては季節とともに-4 暑いと転がる

( 2010年3月2日更新 )

 2月も下旬となり、一気に春めいてきましたね。
まだ今はいいのですが、さらに夜間の温度が上昇してくると、子どもたちは睡眠中にゴロゴロとよく転がります。だいたいしっかり寝返りできる7~10カ月ぐらいから小学校4年生ごろまで、子どもは暑いと転がります。夏には転がり続けたあげく風通しの良い入り口付近やフローリングの廊下で眠っていたという笑い話もあります。また、幼い子のお母さんが、一晩中子どもにお布団をかけるのに追われ自分はよく眠れなかったとぼやくのを時々聞きます。お母さんは寝冷えをしないように心配して、転がり出た子にお布団をかけます。しかし子どもはまたすぐに転がるか蹴飛ばすかしてお布団を脱出し、そこでまたお母さんがお布団をかけ、子どもはまた転がり、ということを一晩中繰り返す破目に陥っているのでしょう。
 うちの子3人が小学生だった頃、「子どもって暑いと転がるよね」と何気なく話しかけると、「あれは、寝ている下の面が熱いねん」という返事が返ってきてビックリしました。「じっとしていると下が熱くなるから、その面と接している場所とを変えるねん」「そうそう、下側って熱いよね」と子どもたちはお互い納得しながら会話に花が咲きました。そうかそういう理由だったのかと妙に納得した私でしたが、それから数年後に寝ている子どもの体が熱くなる様子をサーモグラフィが示すテレビ番組があり、「お母さん、ほら証明されているよ」と子どもと面白がって見た覚えがあります。
 よく考えると、窓枠がサッシとなった現代の住宅は機密性が良く、夜間の冷え込みは昔と比べて格段に減ったはずです。寝冷えの心配よりも熱がる子とどう過ごすかの方が今の問題かもしれません。転がる子は熱いから転がるので、その子にせっせとお布団をかけるより、そのまま寝かせておいて、親も睡眠を取った方がよさそうです。明け方ふと肩口に寒さを覚えて目覚めた時、子どもはお布団から出て冷たくなっていることがあります。子どもは寒いとじっとして動かないので、その状態でお布団をかけると中に入ってくれることが多いです。どうしても寝冷えが心配な場合、0歳児では寝がえりしても布団から出ない寝袋タイプの寝具を使ってもいいでしょう。1歳を過ぎると、腹巻などもいいのかなと思います。いずれにしても汗をかいている場合は熱すぎです。お肌を触って、子どもが熱いかどうかをみて寝具の調節をされるといいでしょう。

福井 聖子先生プロフィール

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