知って得するコラム

睡眠の話-1 夜起きる子

( 2011年11月5日更新 )

 わが子3人は赤ちゃんの時は夜泣きをし、少し大きくなってからも夜に何度も起きました。生後数カ月からぐっすり朝まで眠る子は今でもうらやましいと思います。風邪薬でよく眠った時、夫が治ってもずっと薬を飲ませようかと言ったこともありました。姉の子はよく眠るので不思議だったらしく、「なんでそんなに起きるの? お母さんが起きるから子どもも起きるのと違う?」と言われ、「いや、それはないよ」という気持ちと「そうかも…」という気持ちが混ざって何も言えずにいたことを覚えています。夜眠るための方法はいくつか試みましたがうまくいきませんでした。添い寝や抱っこ、授乳や少し大きくなると水を飲むなどしてその時期を過ごし、3歳を過ぎたころから夜の眠り方が変わって眠るようになりました。私としては子ども側の要因と思っていますが、たとえ親の対応がよくないと言われても、変えるのもなかなかできないと実感しました。
徹底的に泣かせれば翌日から眠るようになるという本もありました。欧米では独立した個人として個室のベッドで一人眠らせると本に書いてあり、帰国子女や国際結婚の方のお話を聞いてもそのようです。でも私自身の気持ちとしても、狭い部屋に家族全員が眠っている住宅事情からしても、試す気にもなりませんでした。
0~2歳児の悩みの一つに『夜泣き』があります。相談では、眠る場所が暗いかテレビの音などが騒がしくないか、暑すぎや寒すぎがないかを確かめ、あとは日中外遊びや体を使った遊びをしてみるとか、できそうなら昼寝の時間を短めにしてみるとかを話しています。それで無理なら、季節や成長で変わってくること、3歳を過ぎると眠り方が変わってくるので大きくなるのを待つことと伝えています。
徹底的に泣かせるのとは違いますが、怖い父親のおかげで眠るようになった子もいました。赤ちゃんが泣くとすごく怒るお父さんがいたのですが、たまたまお母さんが法事でお父さんが一晩その10カ月ぐらいの赤ちゃんの面倒を見ることになりました。すると、甘えてぐずることなく眠ってしまい、それから夜はぐっすり眠るようになったそうです。日頃お父さんの対応をなげいていたお母さんでしたが、この時ばかりはもっと早く頼めばよかったと感謝していました。
睡眠は個人差が大きく、どうやって眠るようになるかも様々な道があるようです。できることを試してみることと、焦らず時を過ごすことかなと思います。

福井 聖子先生プロフィール

▲ ページの先頭へ