知って得するコラム

vol.7 目の高さがちがうと・・・

( 2009年1月5日更新 )

 人間は2本足で立つからと思いますが、身長が伸びるとともに頭の位置というか目の高さがどんどん高くなってきます。
目の高さが違うと見え方もずい分変わってきます。
動物園にいくと、幼児は柵ばかり見て動物の姿がなかなか目に入らないので抱き上げて見せますが、
数年後の小学生ではその手間はなくなります。
下の子が1歳ぐらいのとき、ベビーカーに乗せて花火大会に行くと何だかぐずりました。
「どうしたのかな?」と顔を寄せて花火を見ると、
花火が真上から降ってくるように見えてその迫力に驚きました。

 日常的にも目の高さが違うと見え方や感じ方はだいぶ違うようです。
立っているとき、だいたい2歳ぐらいの子どもの目の高さはお母さんのお尻の位置ぐらいです。
わが家は2年違いで3人の子がいます。
今はもう中高校生ですが、一番下が0歳のころは二番目が2歳、上が4歳で本当にあわただしい毎日でした。
お風呂も一仕事です。
忘れもしないある日のことでした。0歳を抱っこして後ろに二番目を従え浴室に入ろうとしたその時、
私のすぐ後ろにいた2歳の息子はナント私のお尻を持ち上げたのです。
目の前に垂れ下がっていたお肉の塊をつい持ち上げたくなったのでしょう。
私は大変ショックでした。子育てに追われている間に、かつてのナイスボディ(?)はかくも無残なことになってしまった・・・。
その時つくづく子どもの目線の恐ろしさを感じたものです。
しかしこんなことでめげていては3児の母はつとまりません。
2歳児の目の高さは母のお尻・・・もし私の目の前にお尻がある人と暮らすとなるとその人の目の高さは・・・換算すると3mぐらいになりました。
そうか、2歳児と母との暮らしは、私が3mの大女と暮らすのと同じことになるのか。
そう気づいてから1週間ぐらいは、子どもを叱るとき思いっきり近づいて真上からコワーい顔で叱るようにしてみました。
結構効果はありました。
さすがにその後は続きませんでしたが、子ども目線に注目すると日常的に顔の高さが近いときと遠いときがあることに気づきました。
家事などで私が動いているときは遠くなります。
逆に食事をするとき、お風呂で湯船につかっているとき、寝かせるときはお互い顔がよく見えます。
2~3歳児を相手にしていると腹の立つこともよくあったのですが、
「顔が近いときはあまり怒らないようにしよう」と念じながら日々悪戦苦闘していた日々を今はいとおしく思い出します。

 

福井 聖子先生プロフィール

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