知って得するコラム

vol.11 食べ方や飲みこみ方も発達しています

( 2009年5月5日更新 )

生まれたばかりの赤ちゃんもちゃんと自力でおっぱいやミルクを飲みますが、

実はとても不思議な飲み方をしています。

どの赤ちゃんも乳首をくわえたまま唇を閉じることなくゴクゴクと母乳やミルクを飲みこみますが、

この飲み方を大人はなかなかできません。

ためしに口を開けたままで水分を飲もうとしてみてください。

きっと飲んだ途端にむせてしまうことでしょう。大人は物を飲み込む時は、

お口を閉じてゴックンと飲み込みます。口を閉じて飲み込み作業を行うときに、

空気の通り道である気管の入り口に蓋をする仕組みになっているのです。

新生児の飲み方からこの大人の『口を閉じてゴックン』に変わっていくのが離乳食の時期です。

離乳食は初めドロドロから次第に形のある物に進みます。

この間に赤ちゃんはカミカミ(噛むこと)とゴックン(飲み込むこと)を学んで身に付けています。

学んでいる練習期間なので、まだまだ下手です。

うっかりのどまで入ってしまう小さな丸い物は、そのままストンと気管に入ることもあり危険です。

この時期は何でも口に持っていきますが、この行為は口の開け方やカミカミの練習になります

。固さや味の具合が何となくわかってくるのか、食べ物とそうでない物をだんだん見分けて

2歳前後から卒業していきます。なので、それまでの時期はお口に入れる物に注意が必要です。

危険なのはのどまで入る小さな物です。

硬貨やビー玉、豆類やピーナッツやあめ玉などは見えない所にきちんと保管しましょう。

最近あまり見かけなくなりましたが写真のフィルムケースを思い出してください。

だいたいあのサイズより大きい物は口に入れてものどまで届くことはありません。

逆にフィルムケースに入る小さな物は片付けましょう。

その他要注意のタバコ・薬品類・灯油や機械用油なども、目につかず手の届かない場所にしっかり保管してください。

ビニール袋や風船などものどに貼りつくと危険です。

ご家族の目の前で遊びましょう。

反対に口に入れて大丈夫な物は、タオル・ハンカチなどの布類、とがったところのないおもちゃなど。

紙や新聞紙なども口に入っていれば出させますが、あわてて叱って掻き出すほどでもありません。

スリッパや石ころや靴などはやはり止める人の方が多いでしょうが、

許せる範囲で好きにさせても病気になることはまずありません。

何でも取り上げていると親も子もイライラするので、許せる物を渡しておくといいですね。

福井 聖子先生プロフィール

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